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3.どうすれば前頭前野の機能を改善できるの?


 脳機能イメージング研究は、簡単にいえば、人間が様々な行動や思考をしているときに脳がどのように働いているかを、画像によって捉えて分析する研究です。これは15年ほど前に始まったばかりの最新の研究分野で、現在はfMRI(*)という装置を主に用いて研究しています。この過去10年以上にわたって行われてきた数百の脳機能イメージング研究のデータから、脳の効率的な活性化方法が発見されたのです。



 fMRIで調べた画像は、脳が活性化している場所に色を付けて示すことができます。その結果、一桁の足し算などの簡単な計算問題を解いているとき、そして本を音読しているときに、左右の前頭前野を含めた脳全体が活性化していることが分かりました。一方、一生懸命に何かを考えているときや、テレビゲームをしているときには、一般的に想像されるほど脳前頭前野は活性化していませんでした。さらに、その後の研究から、すらすらと速く計算したり、速く音読したりするほど、脳がより活性化することも分かっています。

 これらの研究によって「計算や音読を毎日行うことで、左右脳の前頭前野が活性化し、それが効果的な刺激となって低下しつつある脳機能を向上させることができる」という結論が得られました。学習療法はこの考え方を根幹に、前頭前野機能の維持・改善を図るプログラムを行っています。




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